【Dead by Daylight】エンブレムシステム詳細解説　※4/11更新

デッドバイデイライトのランクの評価には、『エンブレムシステム』が使われています。

この『エンブレムシステム』はブラッドポイント（BP）や、死亡・生存などの試合結果とは違うため、直感的に分かりにくい評価方法になっています。そこで、今回の記事では、エンブレムシステムについて詳しく解説したいと思います。

エンブレムシステムとは？

エンブレムシステムとは、Patch 1.9.4（2018年4月10日）から導入された、新しいランク評価方法のことです（以前は、ブラッドポイントやフックに吊るした回数などで、ランクが評価されていました）。エンブレムシステムでは、ランクポイント（pip、米粒）を獲得できるかどうかを4つのエンブレムの合計で評価します。

まず、4つのエンブレムごとに、それぞれ評価ポイントが最大で4点ずつ、合計で16点割り振られます。

次に、それらの評価点の合計（0点～16点）によって、獲得するランクポイント（pip、米粒）が決まります。評価基準は、ランクが上がるごとに厳しくなっていきます。ランク15~20では、ランクが下がることも、ランクポイントが減ることもありません。

殺人鬼のエンブレム評価とpip

生存者のエンブレム評価とpip

注：2019年4月10日のアップデートにより、生存者のランク査定が緩和されました。緩和された理由は、3月20日の査定厳格化以降、サバイバーのランクが軒並み落ちて、高ランクサバイバーがいなくなってしまったからです。今回のアプデでもまだ厳しい可能性があり、今後も調整が続く可能性があります。

生存者のエンブレム

生存者のエンブレムは「光をもたらす者」「折れない心」「善良な意思」「逃走者」の4つです。

光をもたらす者（Lightbringer）

エンブレムの『光をもたらす者（Lightbringer）』は、発電機への貢献度を評価します。

発電機を修理した割合が高いほど評価が高くなります。殺人鬼によって、修理状態が後退しても評価はマイナスされません。また、脱出ゲートを開いたり、呪いのトーテムを破壊することでも評価が上がります。生存者の行動とポイントの関係は以下の表のとおりです。

ポイントとエンブレムの関係は次の通りです。

折れない心（Unbroken）

エンブレムの『折れない心（Unbroken）』は、どれだけ生き残ったか？を評価します。

ダウン（瀕死状態になる）せずに生還すると、最も評価が高くなります（彩）。生き残ったとしても、1度でもダウンすると、評価は「金（評価点3）」になります。死亡した場合、生き残っていた時間によって、評価が変わります。

善良な意思（Benevolent）

エンブレムの『善良な意思（Benevolent）』は、どれだけ仲間を助けたか？を評価します。

味方をフックから救助したり、味方を治療したりすることで評価が上がります。ただし、いわゆる無理救助（救助して即ダウン）すると、評価が大きくマイナスになります。そのため、無理救助をすると、『善良な意思』の評価は最低になりやすいので注意してください。さらに、フックから救助ができない場合、『善良な意思』の評価は下がる一方なので、キラーがキャンプ気味の場合、評価は低くなる傾向があります。生存者の行動とポイントの関係は以下の表のとおりです。

※1　フックに吊られてから10秒以内に死亡した場合は、10ポイントが戻ってきます。そのため、3吊り目では、このマイナスポイントは発生しません。

※2　救助してから10秒以内にダウンした場合は、20ポイントはもらえません。

※3　あなたがフックから救助した味方が10秒以内にダウンしたとき。

ポイントとエンブレムの関係は次の通りです。

逃走者（Evader）

エンブレムの『逃走者（Evader）』は、どれだけチェイスと隠密が成功したか？を評価します。

殺人鬼とのチェイスが長引いたり、殺人鬼をまいて逃げ切ったり、隠密に成功すると評価が上がります。チェイスだけでなく、隠密も評価されるので、プレイスタイルに依存せずに、どんなプレイヤーでも評価を稼げるエンブレムと言えるでしょう。チェイス中にもらえるポイントは、殺人鬼との距離によって変わります（下表）。

さらに、チェイスした時間によってボーナスポイントが入ります（時間はチェイスが終わった時点で確定します）。

また、チェイス中に攻撃を受けたり、殺人鬼をまいたりするとポイントがもらえます。

隠密（心音範囲内にいて、チェイスをしていない）しているときにもらえるポイントは、次の表のとおりです。時間当たりのポイントがチェイスよりも多いので、隠密型のプレイヤーは稼ぎやすいかもしれません。

これらのチェイスポイントと隠密ポイントに初期ポイント100ポイントを加えた値がエンブレムの評価になります。ポイントとエンブレムの関係は次の通りです（チェイスと隠密は20m以内の距離と仮定しています。殺人鬼との距離が近ければ、短い時間で済みます）。

殺人鬼のエンブレム

殺人鬼のエンブレムは、「扉を守る者」「信仰する心」「邪悪な意思」「追跡者」の4つで評価されます。

扉を守る者（Gatekeeper）

注：扉を守る者（Gatekeeper）』は、2019年3月19日のアップデートで計算方法が変更になっています。詳しい計算式は、分かり次第、記載する予定です。

エンブレムの『扉を守る者 （Gatekeeper）』は、発電機が未修理であることを評価します。

最初の9分間は、未修理の発電機1個につき、毎分ポイントを獲得できます。試合終了時に、未修理の発電機があれば、ボーナスポイントを獲得できます。試合時間が9分未満だった場合、残り時間に応じたポイントを獲得できます。

信仰する心（Devout）

最新のアップデート内容（3月19日）に更新済みです。

エンブレムの『信仰する心 （Devout）』は、生存者の殺害状況を評価します。

生存者を「儀式（試合）」から離脱させるごとに評価が上がります。フックでの生贄、メメント・モリ、逆トラバサミでの殺害は評価されますが、失血死は評価されないので注意してください。また、「4人全員をフックに吊るす」ことと「9回以上フックに吊るす」ことにはボーナスポイントが付きます。

ポイントとエンブレムの関係は次の通りです。救助させない戦い方では、最高評価（彩）を取りにくいので注意してください。

邪悪な意思（Malicious）

エンブレムの『邪悪な意思（Malicious）』は、生存者への攻撃とフックへの貢献を評価します。

生存者を攻撃したり、フックに吊るすことで評価が上がります。生存者が1段階回復すると、評価が下がります（フックから救助されても、評価は下がりません）。そのため、生存者を素早く均等吊りすると、評価を得やすいエンブレムです。

キャンプ気味の戦い方や、はいずり放置などとは相性の悪い評価方法になっています。ただし、救助させてからのトンネルは、効率的に評価を稼ぐことができます。また、攻撃回数の増えやすいリージョンでは評価を上げやすく、一撃持ちのキラー（ヒルビリー、カニバル、シェイプ）やキャンプ型のキラー（トラッパー、ハグ、ドクター）は評価を上げにくい傾向にあります。

ポイントとエンブレムの関係は次の通りです。救助させない戦い方では、最高評価（彩）を取りにくいので注意してください。

追跡者（Chaser）

エンブレムの『追跡者（Chaser）』は、チェイスを評価します。

生存者を発見したり、生存者とチェイスするたびに評価が上がります。短いチェイス時間で攻撃を当てるほど、評価が高くなります。攻撃を当てられないチェイスの場合、評価されません。

さらに、生存者を吊るしたフックの16m以内にとどまると、ポイントが減少します（8m以内だとペナルティが大きくなります）。ただし、次の条件下では、ポイントは減りません。

• フックの16m以内に他の生存者がいるとき
• キラーがチェイス中のとき
• フックに吊るされているのが最後の生存者のとき
• フックとキラーが別の階にいるとき

※4　ただし、チェイス中に攻撃を当てられなかった場合はポイントが入りません。