デッドバイデイライトの2020年4月29日実装のアップデート内容(3.7.0アップデート)を解説します。今後のプレイの参考にしてください。
今回のアップデート内容は、主に「修理速度の(一部)減少」と「マップの見直し」の2つです。全体的にキラーに有利なアップデートだと言えるでしょう。特に悪名高い「ランシッド・アバトワー」の固有窓の弱体化など、徒歩キラーのチェイスが改善されます。
発電機修理の弱体化
なんと、今回のアップデートでは、発電機の修理速度に修正が入ります。修理速度は、これまでほとんど変更されていないため、今後の発電スピードがどうなるのか注目です。
複数人での修理速度の低下
複数人の生存者が共同で修理したときの修理速度が減少します。これまでも、2人以上で修理をすると、1人につき、修理速度が10%減少していましたが、この速度減少が15%になります。
人数ごとの修理速度と時間の関係を、以下の表にまとめました。修理速度はスキルチェックがない場合の1人当たりの修理速度です。修理時間は10分の1秒まで表示しています。
人数 | アプデ前 | アプデ後 | ||
---|---|---|---|---|
修理速度 | 修理時間 | 修理速度 | 修理時間 | |
1 | 100% | 80.0秒 | 100% | 80.0秒 |
2 | 90% | 44.4秒 | 85% | 47.1秒 |
3 | 80% | 33.3秒 | 70% | 38.1秒 |
4 | 70% | 28.6秒 | 55% | 36.4秒 |
スキルチェックボーナスの減少
スキルチェック:グレイトの進行度が2%(1.6秒分)から1%(0.8秒分)に減少します。
この変更で、スキルチェックの上手いプレイヤーが爆速で修理しにくくなります。
また、グレイトのブラッドポイント(BP)が150から300に増えます。
スキルチェック:グレイト | アプデ前 | アプデ後 |
---|---|---|
修理の進行度ボーナス | +2%(1.6秒分) | +1%(0.8秒分) |
ブラッドポイント | 150 | 300 |
マップの改善
今回のアプデの目玉は、マップの改善です。
少なくとも、18個のマップで変更が予定されています。これほど多くのマップで一度に変更されるのは初めてのことで、開発のマップ改善に対する意気込みが伝わってきます。
固有窓の弱体化
一部の固有建築の窓が弱体化します。今回のアプデで一番大きな変更です。
具体的には、エンティティに封鎖されるまで追いつけないような窓ハメになる場所では、窓が封鎖されたり、窓の横に通路が生成されるなど、周回ルートが見直されます。「トーメント・クリーク」では、最強窓が板に置き換わり、「アイアンワークス」や「ランシッド・アバトワー」では、窓の近くに通路ができます。
具体的には、以下の10個のマップが変更の対象です。
マップ名 | 内容 |
---|---|
レッチド・ショップ | 固有建築の窓(地下が近い方)が封鎖 |
フラクチャード・カウシェッド | 固有建築の窓の隣に通路が生成 |
サファケーション・ピット | 固有建築の強窓(地下が近い方)が封鎖 |
バダム幼稚園 | ほとんど変化なし(幼稚園の柵が少しだけ短くなったのみ) |
トーメント・クリーク | 固有建築の強窓が通路になり、隣に板が生成 |
ランシッド・アバトワー | 固有建築の強窓の隣に通路が生成 |
コール・タワー | 1階の窓が両方とも開くが、窓と窓の間に通路が生成 |
グロウニング・ストアハウス | 固有建築の強窓の隣に通路が生成 |
おぞましい貯蔵室 | 固有建築の1階の強窓の隣に通路が生成 |
アイアンワークス・オブ・ミザリー | 固有建築の窓の隣に通路が生成 |
マップサイズの減少・レイアウトの変更
一部のマップは広すぎるため、マップサイズ(面積)を減らすかレイアウトが変更されます。
現在、変更対象のマップは以下の5つです。「レッカーズ・ヤード」を除く4つのマップは、広すぎて徒歩キラーが戦いにくいマップのため、全て面積が減らされます。
マップ名 | 内容 |
---|---|
ロトン・フィールズ | マップサイズが少し減少 |
フラクチャード・カウシェッド | マップサイズが少し減少 |
トンプソン・ハウス | マップが狭くなり、固有建築の2階の窓から1階に飛び降りれるように |
レッカーズ・ヤード | マップの形が変更され、迷路地形が大幅に削減 |
浄罪の神殿 | マップサイズが大幅に削減(神殿から遠い方の面積が約半分に) |
ジャングルジム同士の間隔を広く
一部のマップでは、迷路地形(ジャングルジムやLT壁)が近接して生成されてしまい、キラーが追い付きにくい地形になっていたため、迷路地形同士の距離が離れます。
現在、対象となっているマップは、以下の8つです。
- ロトン・フィールズ
- レッチド・ショップ
- フラクチャード・カウシェッド
- トンプソン・ハウス
- レッカーズ・ヤード
- 浄罪の神殿
- マザーズ・ドゥエリング
- オーモンド山のリゾート
キラーの変更
キラーの主な変更は「リージョン」と「メメント・モリ」です。
リージョンの改善
サバイバーの血溜まりや足跡を見れるようになるタイミングが変更になります。
リージョンは、特殊能力の「愚連の狂乱」が完全に終了するまで(めまいが完全に終わるまで)、サバイバーの血溜まりや足跡を見ることができませんが、めまいが始まった時点で、サバイバーの血溜まりと足跡を見れるようになります。
この変更は、リージョンが少しでもサバイバーを見失いにくくするために行われます。
アプデ前 | アプデ後 |
---|---|
愚連の狂乱のめまいが終わってから | 愚連の狂乱のめまいが始まってから |
メメント・モリのキャンセル無効化
メメント・モリが途中で解除できなくなります。攻撃ボタン(メメント・モリの開始)を押すと、殺害が完了するまでモーションが終わりません。
ポイントの追加
フック破壊中・トーテム浄化中・ジグソウボックスの中を探索中の生存者を捕獲したときのポイントが追加されます。
サバイバーの変更
パークの変更
サバイバーのパークは、以下の4つのパークが変更になります。
アイコン | パーク名 | 変更点 |
---|---|---|
有能の証明 | 複数人で修理中の修理速度ボーナス効果を10から15%に変更 | |
張り込み | 新追加効果:スキルチェック:グレイトによる修理進行ボーナスを1から2%に増加 | |
真っ向勝負 | ロッカーに入ると、発動可能になるまでのタイマーがパークアイコン上で表示されるようになる | |
唯一の生存者 | トークンを1個獲得するとアイコンが点灯するように |
もがき脱出への警告表示
もがき脱出に失敗すると、エフェクトと効果音が発生するようになります。
特に初心者が、もがき脱出のリスクを知らずにもがき脱出してしまうことを防ぐための変更です。
“仲間を防御”の改善
「仲間を防御」の判定時間が長くなります。
負傷した味方に近づくと、数秒間「仲間を防御」扱いになるようになります。
エンブレム評価を厳しく
『善良な意思(味方の救助)』の各エンブレム獲得のスコアしきい値が20/40/60/80から25/45/75/100へと評価が厳しくなります。
今までは、修理やチェイスをせずに味方を助ければ、ランクが上がりやすかったのですが、この変更により救助マンの査定が落ちてランクが上がりにくくなります。
その他の変更
コントローラー操作感度の変更
コントローラーの操作感度が約2倍になります。
PS4版・Switch版および、PC版でコントローラーを使っているプレイヤーが機敏な方向転換がしやすくなるための変更です。
全員もがきの防止
生き残っている生存者全員が、フックのもがきフェイズになると、全員が即座にエンティティに処刑されるようになります。ゲーム終盤の点数稼ぎが減り、よりスピーディな展開になります。
オファリングの表示
マッチ開始時のオファリング表示画面で、オファリング画像にカーソルを合わせなくても説明文が表示されるようになります。
サイレント修正
パッチノートでは触れられていないけども、修正が入った項目の解説です(筆者が把握した範囲内で記載しています)。
吐息が大きく
キラーの吐息が大きくなりました。
ゴーストフェイスの接近に、吐息で気づけます。ステルスキラーは厳しくなるかもしれません。
ハントレスの鼻歌
ドクターの心音のように、鼻歌の音量で近くにいるかどうかが判断しにくくなりました。室内マップでは、ハントレスがどこにいるのか、ほとんどわからなくなります。ハントレスの強化と言ってよいでしょう。
ヒルビリーのチェンソー姿勢
ヒルビリーのチェンソーダッシュ時の姿勢が変わりました。カエル?のような姿勢でコミカルになったかもしれません。
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