【DbD】キラーの脅威範囲（心音範囲）まとめ

デッドバイデイライト（Dead by Daylight）の「脅威範囲（心音範囲）」について解説します。

脅威範囲の意味から、それぞれの殺人鬼の脅威範囲まで解説しますので、参考にしてください。

脅威範囲とは？

『脅威範囲』とは、生存者（サバイバー）が殺人鬼（キラー）の心音を聞ける距離のことです。『心音範囲』や『心音半径』と呼ばれることもあります。

キラーの脅威範囲内にいるサバイバーには「ドクドク」という心音が聞こえて、キラーが近くにいることが分かります。キラーによって、脅威範囲の大きさは異なります。脅威範囲が小さい殺人鬼は、サバイバーに気づかれずに接近できるため、隠密性能（ステルス性能）が高いと言えるでしょう。

『脅威範囲』の単位は、m（メートル）です。心音はキラーから円形（球形）に広がり、キラーに近いほど、心音は大きくなります。心音は、キラーとの距離だけでなく、聞こえる方向もわかります。そのため、サバイバーは心音によって、キラーの居場所を推測することができます。

基本的には、『脅威範囲』が小さい方がキラー有利です。しかし、『脅威範囲』がマップ全域など非常に広くなると、心音を頼りに居場所を推測しにくいため、サバイバーにとってはステルスキラーとほぼ同じ状態になります。

脅威範囲一覧

キラーの脅威範囲は、基本的に32mです。32mとは、徒歩キラーがまっすぐに歩いて約7秒（6.957秒）の距離です。

脅威範囲がいつでも32m未満なのは、4人だけ（ハグ、スピリット、ハントレス、デススリンガー）で、4人とも移動速度の遅いキラーです。また、ステルスキラーの中には、心音を消す能力を持っているものもいます（レイス、ピッグ、ゴーストフェイス）。シェイプは、特殊能力の『内なる邪悪』レベルによって脅威範囲が変化します。

注意が必要なキラーについては、キラーごとに解説していますので、キラー名をクリックして詳細を確認してください。

パークによる変化

パークの中には、脅威範囲を変化させるものもあります。

そうしたパークを使うと、キラーの位置を把握しにくくなります。特に、「観察＆虐待」は良く使われるパークですので、必ず覚えておきましょう。以下の9つが脅威範囲を変化させるパークです。

脅威範囲（心音範囲）を変化させるパーク
狡猾	苦悶の根源	興奮	ガラクタいじり	観察＆虐待
闇の信仰心	隠密の追跡	煩悶のトレイル	デスバウンド

脅威範囲を変化させる効果は重複します。特に、『観察＆虐待』と『苦悶の根源』を組み合わせると、チェイス中の脅威範囲は50mを超えるほど広くなります。一般的なキラー（脅威範囲32m）に最大レベルの『観察＆虐待』と『苦悶の根源』を組み合わせると、脅威範囲は以下の表のようになります。

レイス（能力、アドオン）

『レイス』は通常時と、透明化中で、脅威範囲が異なるキラーです。

通常時の脅威範囲は32mですが、透明になっている間は心音が完全に消えて、脅威範囲が0になります。透明化中の脅威範囲はパークの影響を受けず、常に0です。

また、レイスは、心音以外にも透明化を解除するときや透明化するときに、特有の音を出します。24mの範囲で鐘の音が聞こえ、40mの範囲で「フシュー」という炭酸飲料のような特徴的な音が聞こえます。この2つの音は、脅威範囲とは関係ないため、脅威範囲を変更するパークなどの影響を受けません。

レイスのアドオンには、脅威範囲を変更したり、鐘の音の範囲を変更するものが4つあります。特に、「鐘の音」を完全に消す“音無しの鳴子”と、透明化解除後の心音を消す“「亡霊」-煤”は強力なので、覚えておくと良いでしょう。

アイコン	アドオン名と効果
	音無しの鳴子（ウルトラレア） 悲哀の鐘の音を完全に聞こえなくする
	骨の鳴子（アンコモン） 「悲哀の鐘」の距離と方向が認識できなくなる（マップ全域に聞こえる）
	「亡霊」-煤（コモン） 透明化解除後、レイスの脅威範囲と赤い光が6秒間抑制される
	「暗獣」-煤（コモン） 透明化した際に、レイスの脅威範囲が抑制されなくなる 凝視と奇襲で得られるブラッドポイントが100%増加する

ナース（アドオン）

ナースの脅威範囲は32mですが、ブリンク攻撃を当てた後に脅威範囲を0にするアドオンが1つだけあります。心音がいきなり0になるとびっくりすると思いますが、アドオンの効果を知っておけば対処もできるはずです。

アイコン	アドオン名と効果
	「バッドマン」の最期の一息（ベリーレア） 生存者にブリンク攻撃が命中するとナースは探知不可（脅威範囲が0になる）ステータス効果を16秒間獲得する。 この効果は60秒間に一度だけ発動する。

シェイプ（能力、アドオン）

シェイプ（マイケル）は、特殊能力の『内なる邪悪』レベルが上がると、脅威範囲が増加します。内なる邪悪Iの脅威範囲は0mですが、レイスなどと違って、パークで脅威範囲を増やすこともできます。

シェイプには、脅威範囲を変化させるアドオンが1種類あります。比較的人気のあるアドオンですので、覚えておくと良いでしょう。

アイコン	アドオン名と効果
	ウサギの死体（アンコモン） 内なる邪悪IIの脅威範囲がそこそこ減少する（+4m） 内なる邪悪IIIの脅威範囲がそこそこ増加する（+8m）

ハグ（アドオン）

ハグの「おばあちゃんの心臓」というアドオンが脅威範囲を変化させます。ハグではなく、幻影から心音がするようになるので、サバイバーは非常に混乱するアドオンです。

アイコン	アドオン名と効果
	おばあちゃんの心臓（ベリーレア） 幻影の罠が発動したとき、ハグの心音範囲が0になる 泥の幻影の心音範囲が16メートル増加する

ドクター（アドオン）

ドクターのアドオンでは、「懲罰」系と「鎮静」系のアドオンが、サバイバーの感じる脅威範囲に影響します。ウルトラレアの「玉虫色のキング」は「懲罰」系と「鎮静」系の両方の効果を受けます。

「鎮静」系のアドオンは、放電爆破のタイミングで脅威範囲が増減させる効果と、狂気度II/IIIの生存者にドクターの脅威範囲内にいるように錯覚させる効果を持っています。

「懲罰」系のアドオンは、チェイスした狂気度II/IIIのサバイバーは、ドクターの脅威範囲内にいるように錯覚させる効果を持っています。

アイコン	アドオン名と効果
	玉虫色のキング（ウルトラレア） 特殊アビリティのショック療法と放電爆破が命中した生存者は以下のリストからランダムな狂気の症状が出る。 玉虫色の秩序：破壊されたパレットが幻影のパレットに置き換わり近づくまで見え続けることがある 玉虫色の抑制：ドクターの幻影の出現時間がとてつもなく増加する 玉虫色の鎮静：生存者は一定距離の心音が聞こえるようになる 玉虫色の懲罰：追いかけられ始めたとき、狂気度IIの生存者は10秒間、まるで真後ろにドクターがいるかのように赤い光および脅威範囲を認識する。狂気度IIIの生存者はこの効果が常に発動する 玉虫色の服従：スキルチェックが反時計回りにまわる 同タイプの症状は重複しない
	「懲罰」- カーターのメモ（ベリーレア） 特殊アビリティのショック療法が与える狂気の量がかなり増加する 狂気度IIまたはIII状態の生存者は以下の症状が出る。 追いかけられ始めたとき、狂気度IIの生存者は10秒間、まるで真後ろにドクターがいるかのように赤い光および脅威範囲を認識する。ドクターは幻覚の赤い光を視ることができる。狂気度IIIの生存者はこの効果が常に発動する 同じタイプの症状は重複しない
	「鎮静」- カーターのメモ（ベリーレア） 放電爆破の準備が整っている間、脅威範囲がかなり増加する 放電爆破がクールダウンの間、脅威範囲がかなり減少する 狂気度IIまたはIII状態の生存者は以下の症状が出る 狂気度II：とてつもない確率で、生存者が殺人鬼の脅威範囲にいるかのように、心音が20秒間鳴り続ける。 狂気度III：生存者が殺人鬼の脅威範囲にいるかのように、心音が常に鳴り続ける。 同じタイプの症状は重複しない。
	「懲罰」- クラスIII（レア） 特殊アビリティのショック療法が与える狂気度がそこそこ増加する 狂気度IIまたはIII状態の生存者は以下の症状が出る。 追いかけられ始めたとき、生存者は8/16秒間、まるで真後ろにドクターがいるかのように赤い光および脅威範囲を認識する。ドクターは幻覚の赤い光を視ることができる。 同じタイプの症状は重複しない
	「懲罰」- クラスII（アンコモン） 特殊アビリティのショック療法が与える狂気度が少し増加する 狂気度IIまたはIII状態の生存者は以下の症状が出る。 追いかけられ始めたとき、生存者は6/12秒間、まるで真後ろにドクターがいるかのように赤い光および脅威範囲を認識する。ドクターは幻覚の赤い光を視ることができる。 同じタイプの症状は重複しない
	「鎮静」- クラスII（アンコモン） 放電爆破の準備が整っている間、脅威範囲がそこそこ増加する 放電爆破がクールダウンの間、脅威範囲がそこそこ減少する 狂気度IIまたはIII状態の生存者は以下の症状が出る とてつもない確率で、生存者が殺人鬼の脅威範囲の縁にいるかのように心音が20秒間鳴り続ける。 同じタイプの症状は重複しない。
	「鎮静」- クラスI（コモン） 放電爆破の準備が整っている間、脅威範囲が少し増加する 放電爆破がクールダウンの間、脅威範囲が少し減少する 狂気度IIまたはIII状態の生存者は以下の症状が出る かなりの確率で、生存者が殺人鬼の脅威範囲の縁にいるかのように心音が15秒間鳴り続ける。 同じタイプの症状は重複しない。

ハントレス（能力）

ハントレスの脅威範囲は20mと非常に小さいですが、20~45mの範囲で鼻歌が聞こえるため、ステルス性能は低いキラーになります。

ただし、心音と異なり、鼻歌は音の方向性が分かりづらいため、サバイバーにとっては鼻歌だけでハントレスの居場所を特定するのは困難です。鼻歌は面白い特徴がいくつかあるので、以下にまとめておきます。

• 心音と異なり、鼻歌の聞こえる方向はわかりにくい
• 鼻歌の聞こえる範囲は「観察＆虐待」などの脅威範囲を変えるパークでは変化しない
• サバイバーを長時間見つけられないと、鼻歌の音程が低くなる

ナイトメア（能力）

ナイトメア（フレディ）は、サバイバーがドリームワールドに入っていないときだけ、心音が聞こえるキラーです。

ドリームワールドに入ったサバイバーには、心音が聞こえなくなります。その代わりに、32mの範囲で『子守歌』が聞こえるようになります。『子守歌』は、ハントレスの鼻歌と同じように、脅威範囲を変更するパークの影響を受けません。

さらに、『子守歌』は心音ではないため、『与えられた猶予』も発動しないことには注意してください。

ピッグ（能力）

ピッグは、しゃがむと、心音と赤い光（視線）を完全に消せるキラーです。

そのため、しゃがみ動作をすると、「与えられた猶予」の発動を防止することができます。ただし、心音が完全に消えるまでに4秒かかりますので、救助動作に入ってから、しゃがもうとしても間に合わないので注意してください。

スピリット（能力、アドオン）

特殊能力の『山岡の祟り（フェイズ・ウォーク）』を使用しているとき、スピリットの心音の発生源は、スピリット本体（プレイヤー側）ではなく、『抜け殻』の方になります。

『抜け殻』の脅威範囲の外側にいるサバイバーには、「シュコー」という掃除機のような風切り音が聞こえますが、サバイバーからは音の方向はわかりません。

この風切り音の範囲を変えるアドオンが1つだけあります。

アイコン	アドオン名と効果
	数珠（ベリーレア） ひるませる音の放出が脅威範囲外にいるすべての生存者に聞こえる。

リージョン（アドオン）

リージョンのウルトラレアアドオンには、マップ全域に心音を鳴らすものもがあります。

このアドオンは、サバイバーにずっと恐怖を与えられるため、非常に強力です。しかし、チェイス中とは異なり、心音の大きさが常に一定の音量で聞こえます。そのため、音をよく聞けば、本物の心音なのか？アドオンの心音なのか？が分かります。

アイコン	アドオン名と効果
	玉虫色のバッジ（ウルトラレア） 愚連の狂乱発動中： マップ全体が脅威範囲になる 自分が乗り越えたパレットが即座に破壊される この効果は能力ゲージが無くなるまで続く。

ゴーストフェイス（能力）

ゴーストフェイスは、特殊能力の『闇の包容』を使うことで、心音を完全に消すことができます。

この心音ゼロの能力は、脅威範囲を変更するパークの影響を受けず、能力の発動中は、常に心音がなくなります。『闇の包容』は次の3つの条件で解除され、ゴーストフェイスに心音が戻ります。

• サバイバーがゴーストフェイスを発見する（一定時間画面の中央で見続ける）
• 攻撃する
• サバイバーを担ぎ上げる

デモゴルゴン（能力、アドオン）

デモゴルゴンは、ポータルの移動後、2秒間だけ心音が消えます。

2種類のアドオンが、この隠密の時間を延ばすことができます。

アイコン	アドオン名と効果
	赤い苔（ウルトラレア） ポータルから出現したデモゴルゴンに適用される探知不可ステータスの効果の持続時間がとてつもなく増加する。 裏側の世界へ横断する際の特殊能力回復速度がとてつもなく減少する。
	ヴァーミリオン・ウェブキャップ（ベリーレア） ポータルから出現した際に、デモゴルゴンに適用されていた探知不可の効果の持続時間をそこそこ延長する。

デススリンガー（アドオン）

デススリンガーには、脅威範囲を変化させるアドオンが2種類あります。

アイコン	アドオン名と効果
	ゴールドクリークのウィスキー（ベリーレア） スピアガンの照準をのぞき込む時の脅威範囲がそこそこ縮小する。 スピアガンの照準をのぞき込む間の移動速度がそこそこ低下する。
	保安官の記章（アンコモン） スピアガンの照準をのぞき込む間の脅威範囲が少し減少する。 スピアガンの照準をのぞき込む間の移動速度が少し低下する。

エクセキューショナー（アドオン）

エクセキューショナー（三角頭）には、探知不可（心音ゼロ・ステインゼロ）になるアドオンが1種類あります。

アイコン	アドオン名と効果
	黒曜石の酒杯
	エクセキューショナーは裁きの儀式の道の上に立つと、探知不可のステータス効果を得る