【DbD】生存者チェイスの基礎知識

【DbD】生存者チェイスの基礎知識

デッドバイデイライト(Dead by Daylight;DbD)の生存者向けに、チェイスの基礎知識(ゲームシステムとコツ)を解説します。

チェイスは1日で上手くなりにくく、毎日の練習で上達します。簡単で重要なものから順番に列挙していますので、一度に全てやろうとせずに順番に1つずつ身に付けると良いでしょう。チェイスが上手くできない方や、チェイスの基礎を復習したい方の参考になれば嬉しいです。

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離れてチェイスを開始する

キラーと離れた状態でチェイスを開始する

チェイスで一番重要なのは、キラー(殺人鬼)と距離が離れた状態でチェイスを開始することです。(ナース以外の)キラーは、サバイバー(生存者)よりも足が速いので、キラーの目の前でチェイスが始まれば、どんなに上手いプレイヤーでも攻撃を避けられません。

不用意にキラーに接近されないために、常に周囲を警戒し、キラーの位置を確認・予想する癖を付けましょう。キラーの位置が分からないときに心音が鳴り始めたら、発電機の修理をやめ、キラーを目視で探しながら移動して距離をとります。キラーに見つかったら、すぐに板や窓のあるチェイスポイントに急いで走りましょう。キラーを先に見つけたら、隠密するよりも走って距離をとったほうが有利にチェイスできます。

丘の上と下は距離は近いが、近づかれるまでに時間がかかる

場所によっては、距離は近くてもキラーが近づくまでに時間がかかることもあります。例えば、丘の上や2階など、サバイバーがキラーの上階にいれば、多くのキラーは攻撃が届きません。そのため、目の前にいても近づかれるまでに距離を離すことができます。

もし、キラーのタゲを取りたいなら、10メートル以上離れた状態でキラーに見つかるようにしましょう。10メートルあれば、追いつかれるまでに約15秒かかるので、その間にチェイスポイントに逃げられます。

チェイスの基本は板グル・窓グル

チェイスの基本は板グル・窓グル

チェイスの基本は、板グル・窓グルです。板グル・窓グルとは、板や窓の周りをグルグル回ってキラーとの距離を取るチェイス方法のことです。

キラーは板の向こう側を攻撃できないので、板を倒してしまえば、キラーは攻撃を当てるのが難しくなります。さらに、タイミングよく板を倒せば、キラーをスタンできる(怯ませる)ので、板の周りを走るだけで有利にチェイスできます。

また、窓越えの速度は、キラーよりもサバイバーのほうが速いのです。そのため、窓を飛び越えているだけで、キラーはサバイバーに追いつきにくく、窓の周囲では有利にチェイスできます。

板と窓を使って時間を稼ぐ板グル・窓グルが、チェイスの基本になります。板や窓がない場所では、キラーに必ず追いつかれてしまうので、チェイスになったら、板や窓のある場所に走り込みましょう。板と窓の両方があるチェイスポイントは、特に強力です。

板グルの基本

板グルで必ず知っておいてほしい、基本的なポイントは次の3点です。

  1. キラーの動きと逆方向に走る
  2. 殴られる前に板を倒す
  3. キラーが板を壊すならすぐに逃げる

板グルでは、キラーの動きをよく見て、キラーの移動する方向と逆方向に走ります。キラーの向きが変わったら、走る方向を変えて、キラーとの距離が離れる位置取りをキープして障害物の周りを走りましょう。

板グルでは、キラーの移動方向と逆方向に走って距離をとる

板の前で待ってしまう(板待ち)は、「板当て」と「キラーの攻撃」が相打ちになってしまうリスクが高いので、できるだけ避けましょう。キラーの攻撃をギリギリまで待つよりも、キラーが攻撃する前に板を倒してしまう方が安全です。

板を倒したら、キラーが板を壊すなら、走って別のチェイスポジまで逃げてください。板を壊すには2.6秒かかるため、10メートル以上逃げれます。キラーが板を壊さないなら、板の周りでチェイスします。キラーの攻撃が当たる前に板を飛び越えてしまえば、安全にチェイスできます。

強板の使い方

板の中には、強い板と弱い板があります(強板・弱板)。板グルの周りには障害物がありますが、この障害物が大きい板は強く(強板)、障害物が小さい板は弱くなります(弱板)。

強板でも、片方の障害物が大きく、もう一方は小さいことが一般的ですが、板を倒した後に、障害物の大きい側を走れば、キラーが追い付くのに時間がかかります。両側の障害物が大きい板は最強板で、ミスしない限り追いつかれません。

強板は、キラーとの距離があるときはループの大きい側を走り、キラーとの距離が近づいたら小さいループのを回って板を倒す

強板のチェイスでは、キラーとの距離が十分にあるなら、障害物が大きい(ループの大きい)側を安全に走り、キラーとの距離が短くなったら、障害物の小さい(ループの小さい)側を走るとチェイス時間を稼げます。そして、キラーに攻撃される前に板を倒しましょう。

基本的には、キラーは板を壊すので、その間に逃げれば安全に距離を離せます。板を壊さないようなら、障害物の大きい方を走って板越えすれば、長時間チェイスできます。

弱板の使い方

弱板(ザコ板)では、板の周りの障害物が小さく、板を倒すとキラーが回り込んで簡単に攻撃できてしまいます。そのため、弱板では、サバイバーが不利なチェイスになります。

弱板は、倒してしまうとチェイスが不利になるので、基本的にはギリギリまで倒さずに相打ちを狙う

こうした弱い板は、なるべく倒さない方がチェイス時間を稼げます。板を倒せばチェイスが不利になってしまうので、キラーが攻撃してくるギリギリまで障害物の周りをまわって時間を稼ぎましょう。

運が良ければ、攻撃されずに板を当てることができます。運が悪ければ、キラーの攻撃と相打ちでの板倒しになります。弱板では、板を倒すかキラーが空振りしたら、すぐに他の場所に移動するほうが安全です。

板当てのコツ

板を当てるコツは、板待ちせずに、板を通り過ぎてから戻ってきて倒すこと

キラーに上手く板を当てるには、コツがあります。板の場所で止まって待っていると、キラーが警戒するので板を当てにくく、得策ではありません。板を通り過ぎてから少し戻って板を倒すと、キラーの意表を付けるので板を当てる確率がかなり高くなります。

もしくは、障害物に高さがあり、チェイス中にキラーがサバイバーの姿を見れない場所なら、板待ちしても板を当てられます・・・が、板はチェイス時間を稼げる、限りある共有資産なので、板待ちするなら1周でも多く板グルしてから板を倒したほうがチームのためになります。

窓グルの注意点

窓グルでは、窓を飛び越える方向に注意してください。窓に対して直角に走ると、窓越えが速くなります(最速飛び)が、窓に対して水平に走ると、窓越えが遅くなる(ゆっくり飛び)ため、キラーに追いつかれやすくなります。

窓越えや角度と助走距離によって、最速飛びかゆっくり飛びがあるので、なるべく最速飛びを狙う

そのため、最速飛びできる方向で窓グルをするのが基本です。最速飛びしにくいときは、一度外側に膨らんでから飛び越えると、最速飛びにすることができます。最速飛びに必要な距離と角度は、チュートリアルの窓で練習してみましょう。

最速飛びゆっくり飛び
窓への進入角度直角に近い
(45度以上?)
直角に近くない
(45度未満?)
助走距離2.5メートルなし
飛び越え時間0.5秒0.9秒
飛び越えた後速度を落とさずに走れる走り出しに時間がかかる(キラーの攻撃が届きやすい)

窓グルでは、窓の飛び越え方向以外は、板を倒した後の板グルと同じようにチェイスします。キラーに追いつかれないように、窓を飛び越えましょう。

窓ブロッカー

窓グルでは、窓ブロッカーにも注意する必要があります(ヒジキが生える、と呼ばれることもあります)。

窓は、板と違って破壊されずに、何度でも使える強力なチェイスポイントです。そのため、チェイス中に同じ窓を3回飛び越えると、その窓は30秒間ブロックされ、あなただけが使えなくなります。

チェイス中に3回窓を飛び越えると、窓がブロックされる(ヒジキ)

ブロックされた窓の近くでチェイスするのは難しいので、窓ブロッカーをできるだけ出現させないように、1つの窓を3回飛ばないチェイスをするか、3回飛んだあとに板を使ってチェイスすることが重要です。

窓がブロックされてしまうと、そのチェイスポイントは棺桶(キラーが超有利なチェイスポイント)になるので、他のチェイスポイントに移動しなければ、大変危険です。

インコースの走り方

板グル・窓グルの基本ができるようになったら、チェイスポイントを最短距離(インコース)で走れるようにしましょう。

壁や障害物に密着して走れば、短い時間でチェイスポイントを回れます。逆に、障害物との間に隙間ができれば、周回時間が増えてキラーに追いつかれやすくなります。

最短距離(インコース)を走るコツは、移動は左右ボタン(PCならADキー)で行い、サバイバーの視点をチェイスポイントの中心に合わせることです。前を見ながら上ボタン(PCならWキー)で移動すると、どうしても障害物や壁との間に隙間がでやすいので、チェイス中は左右ボタンでの移動に慣れると良いでしょう。

チェイスポイントで最短距離(インコース)を走るには、左右ボタンで移動して、視点ボタンでチェイスポイントの中央を見ると良い

左右ボタンだけでの移動に慣れないなら、左右ボタンと上ボタンを同時に押しても大丈夫です(上ボタンも押すと障害物の凸凹に若干引っかかりますが、ほとんど支障はありません)。最短距離で走れるようになると、“チェイス中に顔が壁に埋まる”状態になります。

キラーのステイン(赤い光)

チェイスでは、キラーがどこにいるのか?どの方向から追ってきているのか?を把握することが非常に重要です。キラーの姿が目視で見えるのが一番良いので、要所要所で振り返ってキラーの姿を確認しましょう(ずっと後ろを見る必要はありません)。

キラーの目からは常に赤い光(ステイン)が出ているので、キラーの向いている方向と距離が分かる

キラーが近くにいると、「ステイン」で居場所が分かります。ステインとは、キラーの目から出ている赤い光のことです。キラーの目からは常にステインが出ているので、ステインの方向と大きさを見れば、キラーの居場所やキラーの体の向き知ることができます。キラーが真後ろにいれば、サバイバーの背中が赤く光ります。

ただし、このステインは、壁や障害物は通り抜けないので、ステイン隠しのフェイントをするキラー相手には、ステインだけでなく、キラーの動きを目視や心音で把握する必要があります。また、探知不可状態のキラーにはステインが表示されません。例えば、次のキラーやパークは探知不可になるので、ステインが消えます。

  1. 透明化中の「レイス」
  2. TierI(レベル1)の「シェイプ」
  3. しゃがみ中の「ピッグ」
  4. 闇の包容中の「ゴーストフェイス」
  5. パーク「狡猾
  6. パーク「ガラクタいじり

負傷ブースト

キラーの攻撃を受けたときには、加速できる(負傷ブースト)ので、できるだけ有効活用してキラーとの距離を離したい

無傷状態のチェイスでは、「負傷ブースト」を使うとキラーとの距離を離すことができます。

「負傷ブースト」とは、キラーの攻撃を受けたときに、2秒間だけ全力疾走と同じ速度(6.0m/s)で走れる効果です。キラーの攻撃後硬直と合わせると、かなりの距離を逃げられるので、「負傷ブースト」は必ず有効利用してください。

基本的には、攻撃を受けたときに真っすぐに逃げればOKです。ただし、次の行動中に攻撃を受けると、「負傷ブースト」の2秒間が無駄になるので、無傷状態で攻撃を受けるときは、まっすぐに走れるように位置取りを調整してください。

行動損な理由
旋回被弾後に真っすぐ逃げにくい
窓越え負傷ブーストの時間が減る
板倒し・板越え負傷ブーストの時間が減る
進行方向に障害物障害物にぶつかりやすい

血の渇望

チェイス時間が長くなると、血の渇望が発動してキラーの足が速くなる

「血の渇望」とは、チェイス時間が長くなると、キラーの移動速度が上がる効果です。

血の渇望チェイス時間移動速度
レベル115秒+0.2m/s
レベル230秒+0.4m/s
レベル345秒+0.6m/s

血の渇望が発動すると、普段は追いつかれない場所でも追いつかれるため、チェイスが非常に不利になります。特に、血の渇望レベル2・3のキラーとチェイスをするのは非常に難しいため、攻撃を受ける前に血の渇望をリセットすることが重要です。

血の渇望をリセットするには、板を壊させるのが一番簡単です。血の渇望レベルが上がってきたら、殺人鬼の小屋(豆腐ハウス)などの強板を壊させて、血の渇望をいったんリセットすると良いでしょう。

他にも、「攻撃を受ける」「走らない」などでも血の渇望はリセットされます。一撃持ちキラーの血の渇望は危険なので、無傷ならばわざと通常攻撃を受けたほうが安全なこともあります。また、歩いているとチェイス判定にならないので、血の渇望が切れます。板の前で走らずに「板越え」だけすると、血の渇望が切れるので、板割りさせて血の渇望をリセットすることができます。

最後のあがき

最後のあがきとして、旋回も一つのテクニック

さいごに、覚えておいてほしいことがあります。チェイスとは、どれだけ時間を稼げるかが重要、ということです。チェイスの達人であっても、永遠にチェイスすることはできません。できるのは、できるだけ長い時間チェイスして、味方の発電・救助する時間を作ることだけです。

1秒でも10秒でも、味方の時間を長く作れるようなチェイスができれば、チームが有利になります。そのため、負傷状態のチェイスで、目の前にチェイスポイントが無くなったときは、最後の悪あがきとして、次の2つを試してみてください。

  1. 旋回回避
  2. 障害物の周りをグルグル

旋回回避は、上手くいけば、キラーが空振りしてくれてチェイス時間を延ばせます。また、サバイバーよりもキラーの方が横幅が大きいので、障害物の周りをグルグル回るだけでも、まっすぐに走るよりも長く逃げられます。

では、あなたが長い時間チェイスできますように♪

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