ゲーミングパソコン(ゲームパソコン、ゲーム用パソコン)とは、ゲームをするための性能を備えたパソコンのことです。
近年のパソコンゲームは、映像の美しさが大きく進歩していて、パソコンに要求される性能も高くなっています。ゲーミングパソコンは、グラフィック性能(画像の描画性能)などを高性能にすることで、家電量販店で売られている普通のパソコンでは楽しめない最新のゲームを楽むことができます。
また、ゲーミングパソコンは、パソコンの1種ですので、普通のパソコンでできることは、ゲーミングパソコンでもできます。そのため、ゲーミングパソコンを持っていれば、普通のパソコンを追加で購入する必要はありません。
映像処理のためのグラフィックボード
ゲーミングパソコンの1番の特徴は、グラフィックボード(グラボ)を搭載していることです。
最新のゲームは綺麗な3D画像を描画するものが多く、普通のパソコンではグラフィック性能が足りず、最新のゲームを楽しむことができません。ゲーミングパソコンは、グラフィックボード(GPU)と呼ばれるパーツを組み込むことで、グラフィック性能を高めて、最新のゲームを楽しめるようになっています。
また、PhotoshopやIllustratorといった映像処理ソフトには、3D画像を処理する機能もあるため、ゲームをしないデザイナーやクリエイターの方にとっても、ゲーミングパソコンは良い選択肢になります。
パソコンとしても性能が高い
ゲーミングパソコンは、普通のパソコン(特に低価格のパソコンやノートパソコン)と比べると、パソコンとしての性能も高くなっています。
パソコンの頭脳にあたるCPUには、主にCore i7やCore i5など、高性能なものが使われており、普通のパソコンよりも快適に作業をおこなえます。記憶媒体にもSSDもしくはSSD+HDDを使った製品が多く、パソコンの起動やソフトの起動も快適におこなえます。
OSは基本的にWindows
パソコンゲームの多くは、Windows向けに制作されていますので、ゲーミングパソコンは基本的にWindowsパソコンになります。
購入方法:BTOショップか自作
ゲーミングパソコンを入手するには、自作する(パーツを買って自分で組み立てる)か、BTOショップから購入することになります。BTOショップとは、Built To Order(受注生産)ショップの略で、BTOショップとは、パーツなどのカスタマイズを受け付けるショップのことです。オーダースーツのパソコン版だと思ってもらえばよいでしょう。
初心者がパソコンを自作するのは難易度が高い(パーツの相性が悪いと組み立てても動かないことがある)ため、パソコンの自作経験者以外は、BTOショップから購入するのが無難です。
価格は高め
ゲーミングパソコンは、普通のパソコンに比べて、必要な性能が高いため、価格帯が高くなります。
ゲーミングパソコンは、ゲームをしないデザイナーやクリエイターの方にもオススメですが、パソコンゲームも映像処理作業もしない方には割高になってしまうことは、覚えておいてください。
参考までに、売れ筋のゲーミングパソコンの価格は、15万円から25万円ほどになります。
普通のパソコンとの違いまとめ
ゲーミングパソコン | 普通のパソコン | |
---|---|---|
グラフィックボード | あり | なし |
CPU | 高性能 | 高性能とは限らない |
メモリ | 8GB以上 | 4GB以上 |
価格帯 | 10万円以上 | 3万円以上 |